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法然院町の家

住宅

京都市左京区

2025.04

PHOTO:志摩大輔

哲学の道や法然院のほど近く、京都らしい心地よい静けさを感じられる場所での築35年の木造戸建て住宅のリノベーション計画です。

35年間の経年による躯体の歪みなどが見受けられたため、ほぼスケルトンの状態まで解体を行った上で、建物のタチを整えることからスタートしました。

内装にはムラ感のある塗装やウールカーペットなど、肌触りの良さや温かみを持った素材を採用することで、華美な装飾を避けた最小限の意匠の中に京都らしい自然な落ち着きを感じられることを目指しています。

また、断熱材の入替・充填や、湿気のこもりやすい立地に合わせて除湿機を設置するなど、住まいとしての快適性の向上も同時に行いました。

これまでの35年間を受け継ぎながら、新たな役割を持ってこれかも存在し続けていってほしいと考えています。

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